帝国が揺らぐはずがないと思えていたが、
いとも簡単にガタガタに。
吉本は、憎らしいほどに合理的な経営をしてきた。
上場を廃止し、株主は大手テレビ局に。
減資して、みなし中小企業に
本社は、新宿小学校の払い下げ。
各県どころか、アジア各国に担当芸人を住まわせる地域密着戦略。
芸人は6000人いるが、本社機構はスリム。
社長、会長も芸人張りに軽妙にやり取り。
その裏で、辞めた芸人には厳しい圧力。
太平サブロー、シローは足ぬけしたあとテレビには出られなかった。
紳助は暴力団との付き合いで追放されたが、
今回の芸人は謹慎か引退で済まそうとしていた。
(引退しても復帰はありだったのだろう)
それが、社長の発言を上げ足取るように引用して、
芸人が記者会見を実施。
(振付師がいたのだろう)
ワイドショーの司会をやっている
所属芸人が、反旗を翻して
世の中はおおもりあがり。
丁度、裏番組では盛り上がらない
安倍一強選挙だったし。
(れいわは頑張っていたが)
一気に大炎上。
この期に及んでまだ、契約は口頭でやると
会長が言い張る。
頭が悪いスポーツ選手や芸人にも
契約書でがんじがらめにしてきた米国の
興行文化とは対極の日本式芸能。
くだんの闇営業のギャラを1年間かけても
稼げない芸人がほとんどという現実もある。
この国と来たら、芸人くらいしか頼るものがない。